学び

2018年読んで良かった本、ベスト5

2018年読んだ本ベスト5

今年もいよいよ終わりに近づきました。

毎年30万円分ほど本を読んでいますが、今年も例年通り30万円分くらい読んでいたようです(なぜか毎年、大体30万円前後に収まります)。

今年が例年と異なるのは、良い本を読んだら必ず「生活や仕事にどう取り入れるか」を考えて実践したことです。その結果、新しい挑戦やいろいろな人との出会いなど、良いことがたくさん起こった1年でした。

いろんな本を読んだのですが、特に良かった本を5つあげてみたので、興味があればぜひ手に取ってみてください。

5位『日本武道と東洋思想』

『日本武道と東洋思想』

いきなりマニアックですが、この本は、日本における「武(武道や武士道)」に関わる観念が、どのように移り変わってきたのか豊富な資料から研究されている本です。スポーツ人類学(武道人類学)の流れにある研究のようです。

この本では、中国における「武」の思想から、中国から伝播した日本の戦国時代の「武=バイオレンス」の思想、江戸時代の儒学者たちによって統治のために体系化された「武」の思想、近代に入って、富国強兵のために利用された「武」の思想、、という「武道」「武士道」に関わる観念の変遷が浮き彫りにされており、非常に勉強になりました。

特に「武(武力)」という統治のためのパワーが、その時の国家・権力によって利用される中で、概念として再定義され続けられてきた、ということが理解出来たのは収穫でした。

著者の寒川恒夫さんは他にも興味深い本(『近代日本を創った身体』など)を出版されているため、武道に関する歴史的な面の勉強として、今後も読んでみようと思います。

4位『逆説のスタートアップ思考』

『逆説のスタートアップ思考』

この本はスタートアップ(スモールビジネスの起業・独立は含まない。急成長を狙うビジネスの起業。)をするために必要な考え方について、網羅的に書かれた本です。

  • アイディア→説明しにくい、一見不合理なアイディアが良い
  • 戦略→小さくて急成長する、競争する必要がない市場を狙い、独占する
  • プロダクト→少数が欲しがるもの(「好き」ではなく「愛」があるもの)を作る
  • 運→コントロールできるところ(試行回数やスピード)をコントロールして、リスクを抑えることで運を制することができる

などなど、いろいろな考え方を学ぶことができました。

私はただのフリーランスですが、この本から学んだことは自分ごととして実践できると思います。

とは言え今思い返すと、内容をあまり覚えていなかったので、年末までに再読しようと思います。

3位『超一流になるのは才能か努力か?』

『超一流になるのは才能か努力か?』

「1万時間の法則」をご存知でしょうか?マルコム・グラッドウェルが『天才!成功する人々の法則』で発表した「1万時間練習すれば、どんなことでも一流になれる」という法則のことです。

この「1万時間の法則」は、実は『超一流になるのは才能か努力か?』の著者であるアンダース・エリクソンという心理学者が研究し、発表した論文が元になっています。

この本は、アンダース・エリクソンがあらゆる分野の一流、天才という人たちの練習について研究し、その結果導き出された「超一流になるために必要な練習」についてまとめられたものです。

私は、自分の練習の方法について改善することができたので、非常に有益でした。

簡単に紹介すると、

  • 「1万時間の法則」は間違い
  • 一流になるために必要なのは、ただの練習ではなく「限界的練習」
  • 一流になるためには「心的イメージ」が大事なので、一流がパフォーマンスを発揮している時に頭の中に描いている「心的イメージ」を言語化してもらい、同じように描けるように練習することが大事
  • 分野によっては、数百時間でも一流になれるし、2万時間以上の練習が必要な場合もある
  • ほとんどの分野では、限界的練習を何千時間と行うことで、生まれついての才能に関係なく一流になれる(近づける)

特に、タイトルへの答えである「たいていの分野では、正しい努力をすれば才能を上回れる」という主張には勇気づけられました。

以下の記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。

「限界的練習」の方法を取り入れれば練習の質が飛躍的に向上するのではないか

2位『BLUE GIANT SUPREME』

『BLUE GIANT SUPREME』

ここに来て漫画の登場ですが『BLUE GIANT SUPREME』は、テナーサックスで世界を目指す、めちゃくちゃ熱い漫画です(2018年12月現在、まだ連載中)。

『BLUE GIANT SUPREME』は、前作の『BLUE GIANT』で高校生だった主人公「宮本大」が、高校を卒業し、単身丸腰でドイツに渡り、ゼロから有名になろうと努力していく話です。『BLUE GIANT』も『BLUE GIANT SUPREME』も、主人公がひたすら前向きでストイックで軸がブレず、読むと本当にエネルギーをもらえます。

エフィカシーのカタマリである宮本大と、そのエネルギーに動かされていく周囲の人間たち。自分もこうありたいと思いますよね〜。

ここ数年読んだ漫画の中で『キングダム』と並んで一番好きな漫画です。本当におすすめなのでぜひ、前作から読んでみてください。

1位『鬼速PDCA』

『鬼速PDCA』

このブログでも何度か紹介した『鬼速PDCA』ですが、自分の行動に大きな影響を与えたという点で、今年一番読んで良かった本だったと思います。

PDCAは誰もが知るフレームワークですし、ビジネス書もごまんとあるのですが「鬼速」は今まで読んだ本の中で一番実践しやすかったです。なぜこれほど実践しやすいのか?と考えると、それは著者が本当にPDCAというフレームワークを徹底的に活用してきて、その経験に基づいて書かれたからなのでしょう。

私の場合、個人プロジェクトとも言うべきいくつかの挑戦(琉球古武道やコーチングの勉強)があるので、それらの行動計画を作る上で参考にしました。

※鬼速PDCAの全体像については、著者の富田和成氏のブログで分かりやすく図解されています。

鬼速PDCA解剖図〜PLAN→DO→CHECK→ADJUSTをどう行き来するか?〜

また、新たに目指すことができたら、KGIを決め、ギャップ分析し、KPIを決め、Do、Todo(単発、継続ルーティン)を細かい粒度まで抽出し、KDIがチェックできるようにシートに落とし込み、後はひたすらサイクルを回すということを実践しています。

鬼速PDCAの実践に付随して、レビューの習慣やルーティンチェック表の徹底などの新しい習慣が身についたので、これらの習慣群のおかげでどんどん行動の早さや質が高まっている実感があります。

鬼速PDCAをここまで実践しようと思えたのは、以下のブログを読んだからということにつきます。

初心者が『鬼速PDCA』を実践に移した1年間を詳細に振り返る

こちらのブログでは『鬼速PDCA』を読んで徹底的に実践したことが詳細に報告されていて、読んでいて「これは自分も読んで実践しなければ」という思いにさせてくれました。こちらのブログに出会って本当に良かったです。

少しでも興味がある方は、ぜひ『鬼速PDCA』を読んでみてください。

まとめ

今年もいろいろな本を読みましたが、読んだ本の多くは「自分の行動・習慣・思考を変えるため」に読んでいたように思います。そして、それらの本を読んで、実際に自分で実践できることは少ないため、必要以上に読むよりも行動に割り振る時間を増やした方が良い、という気付きもありました。

読書と行動のバランスは、ある意味安定してきたかもしれません。

来年の読書としては、最近おろそかになりがちだった武道理論系、剣術系を中心に読み、それを文章化して定着させるサイクルを作りたいと思っています。

来年はもっと、読んだ本から自分の武器を作って行きたいです。

ABOUT ME
FT
福岡出身。学問と古武道。