日課を作ろう

習慣・行動を劇的に変化させる「レビュー」の習慣

2018年12月8日

行動を変える習慣:日次レビュー

私は、以前から「レビュー(=振り返り)」の習慣を持っていましたが、最近はその習慣をより強化して「ルーティンチェック表」「日次レビュー」「週次レビュー」「月次レビュー」「年次レビュー」の習慣を続けています。

私は自分の習慣・行動を変えるのがわりと得意な方ですが、以前からそうだったわけではありません。

自分の行動を記録し、振り返り、改善し続けてきたため、結果的に人よりも習慣作りがうまくなったのでした。

そして、習慣作りの中心になる習慣が「レビューの習慣」なのです。

自分の習慣や行動を変えたければ、まずはレビューの習慣を作ることをおすすめします。

レビューの習慣:10代後半〜20代前半(学生時代)

私がレビューの習慣を作り始めたのは、15歳ごろのころからでした。

レビュー習慣のはじまり①

この頃、私は毎日何時間も空手の練習をしていて、毎日少しでも強くなるためにどうしたら良いか考えていました。

そこで、自分が毎日行っている空手の練習の内容についてノートに記録し始めたのです。

その頃記録していたのは「中段突き〇〇回」「前蹴り〇〇回」「コンビネーション練習〇〇回」「チューブトレーニング〇分」といった単純なものでしたが、今思えばこれがレビューの習慣のはじまりでした。

レビュー習慣のはじまり②

その後、大学に入ってからは学外とある研究会に入りました。

その研究会は少人数でしたが、非常に高いレベルでストイックに研究している人の集まりだったのですが、そこにも「レビューの習慣」がありました。

毎月2回ほど行われるSkypeでの学習会や、年に数回行われる研究合宿、さらに毎月に行った自分の勉強、研究の進捗についてなど、ことあるごとに「振り返ってまとめなおす」ことが求められ、毎回数万字のレポートを書かされました。

その結果、短期間で自分の行動を改善することができ、自分の行動を目的に沿ったものに練り直すことができたのです。

このレビューの習慣は他の勉強会にも応用していたため、この頃の私は毎月10万字以上レポートを書いていたと思います。結果として、この頃にレビューの習慣が自分の血肉になりました。

レビューの習慣の再開:社会人

その後、私のレビューの習慣は社会人生活に入っていったんストップします。会社員になると日報を書けば良いため、自主的に振り返る必要がなくなったからです。

しかし、会社員を辞めてすぐに(再度の)独立をしてからは、自分の仕事の仕方や時間の使い方、スケジュールの組み方など、自主的に振り返って改善していかなければならなくなりました。

振り返って改善しなければ、自分の収入も増えないし、練習時間や将来のための勉強時間などもとれないからです。

そうして作ったのが今のレビューの習慣です。

今行っているレビューは以下の2つの方法で行っています。

  • ルーティンチェック表(Googleスプレッドシート)
  • 日次レビュー(Evernote)

順番に、今行っている方法を詳しく書いてみます。

ルーティンチェック表(Googleスプレッドシート)

ルーティンチェック表というのは以下のようなものです。

行動を変えるレビューの習慣のルーティンチェック表

項目は個人的なことが書かれているので隠していますが、左の項目ごとに毎日「〇」もしくは「数値」を入れるだけです。一番右の列には1ヶ月の達成率が出るように関数を入れており、現状何%達成できているのかが一目で分かるようになっています。

このルーティンチェック表のアイディアは、教育者、コーチである原田隆史さんの本を参考にし、自分なりのものに作り変えたものです。『鬼速PDCA』でも紹介されており、読者にダウンロードできるようになっていました。自作するのも簡単です(表を作って関数を入れるだけ)。

これから習慣化したいことや、習慣化のチャレンジをしているもの、意識付けしたいことなどについて項目に入れて、毎日の達成率を確認します。

このルーティンチェック表を付ける習慣を作ってからは、新しい習慣が劇的に身につきやすくなりました。

毎日、ルーティンチェック表を記録している時間は3分程度です。

日次レビュー(Evernote)

ルーティンチェック表に加えて、毎日やっているのが日次レビューです。

行動を変える習慣:日次レビュー

上記のように、毎日決まった項目について振り返り、文章で書き記しています。それぞれの項目に意味があるのですが、構成等は以下のブログを参考にしています。

この日次レビューは、

  • 行動を行ったときのBeing(感じたこと)の確認、記録
  • 達成度や、達成できたこと、できなかったことについての振り返り
  • 思考の癖の確認、記録
  • 自己効力感UPのための問い

などの項目を作っており、1日の終わりに5分ほどで行っています。ルーティンチェック表が行動の記録、改善を目的としているのに対し、日次レビューは感情面の記録や自己理解を深めることなどを目的としています。

さらに、これに加えてより詳細な項目を作った「週次レビュー」「月次レビュー」等もあり、繰り返し行動を振り返り、まとめるようにしています。

これらのレビューの習慣を作り継続することに集中したここ数ヶ月ほどは、いくつもの挑戦ができ、たくさんの人との素晴らしい出会いがありました。

ここに詳細は書きませんが、この数ヶ月の挑戦や出会いは、これからの私の人生にとってとても大きなきっかけになる気がしています。

東京に来て1年半ほど、仕事と剣術以外の新しいことはほとんど行っていなかったのですが、レビューの習慣を作ることが、行動を変えるきっかけになったのでした。

行動、習慣を見直したいという方には、自分なりのレビューの習慣を作ることが本当におすすめです。ぜひやってみてください。

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