こちらの前回の記事の続編です。
前回は、睡眠が浅い、寝つきが悪いなど睡眠の質に問題を抱えている方に向けて、自律神経の側面からグッズなどを紹介しました。
今回は、寝具から睡眠の質を上げる方法をお伝えします。
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睡眠の質を上げるためには、寝具へのこだわりも大事
そもそも、睡眠の質が悪い方は身体の緊張が強い傾向があります。
自律神経の働きに問題があり、夜間も交感神経が興奮している場合、身体が「逃走・闘争モード」になっているため、筋肉の緊張が続きます。
また、身体感覚が弱くなり、普段から姿勢や日常動作で余計な力みを使っている方は、力の抜き方が分からず、布団に入っても身体がカチコチになることが多いです。
逆にリラックスした身体とは、健康な子どものような状態です。
健康な子どもは筋肉が柔らかく何も考えずともリラックスできます。そのため、かたい床や畳の上でも熟睡できます。
柔らかい身体なら、かたいところでも柔らかいところでもどこでも眠ることができます。どこにでも身体をフィットさせることができるからです。
しかし、身体の緊張が強いと、寝具によって睡眠の質に影響が出やすくなります。寝具に身体がフィットしないためです。
したがって、寝具を適当に選ばず、睡眠の質にこだわったものを選ぶことが大事です。
睡眠の質を上げるための寝具の選び方
睡眠の質を上げるポイントは以下のものです。
- 柔らかすぎるものを避ける
柔らかすぎるものは身体が安定しないため緊張しやすいです。人間は、不安定だと身体を緊張させます。そのため、ほどよいかたさのあるものがいいです。 - 体型に合うものを選ぶ
高い枕も市販されていますが、日本人の多くは背中の筋肉の厚みがあまりないため、高い枕は頭に合いません。多くの日本人は骨格的に、低めの枕の方がフィットしやすいです。自分の身体の厚み、筋肉や脂肪量、頭の形などを考えた上で寝具を選ぶことをおすすめします。 - 寝返りがうちやすい環境をつくる
人間は体は、日中の生活でさまざまな歪みを抱えます。寝返りは、その歪みを取る無意識の姿勢の変更です。そのため、寝返りをうちにくい環境(ベッドが小さい、枕の形が合わない、敷布団やマットレスが柔らかすぎる)だと、寝返りがうてず寝起きに身体がガチガチになりやすいです。
このような点に注意しつつ、いろいろな寝具を試しながらあうものを見つけることが大事です。
睡眠の質を上げるためのおすすめの寝具
睡眠中に身体を整える枕
市販の枕は数千円程度~売っていますが、しっかり人体の構造を研究してつくられているものは少ないと感じます。
そのため、下記のように特に首や肩の負担を軽減することを研究してつくられた枕を試されるといいと思います。
首・肩対策まくら【モットン】公式サイトはコチラもっと睡眠対策をするなら、枕をオーダーメイドしてしまうのもいいと思います。
ぴったりの枕を自分で作る。睡眠DIYを追求した【アイメイドシリーズ】睡眠の質が低ければ、身体の回復が十分にできずさまざまな不調や病気の要因になります。
そのため、睡眠に問題を抱えている方は、寝具には手間やお金を惜しむべきではありません。
腰痛をお持ちの方におすすめのグッズ
腰痛をお持ちの方は、仰向けに寝るのがつらい場合が多いです。
背骨や骨盤まわりの筋肉が緊張している方は、仰向けに寝ると腰椎(腰の背骨)に負担がかかりやすいためです。
このような方は、横向きに寝ることが多いかもしれませんが、毎日横向きに寝ると身体が歪みやすく、肩関節や首に負担がかかることもあります。
そのため、腰に使う枕を活用することをおすすめします。
腰のことを考えた、寝返りしやすい リカバリーデザイン腰まくら睡眠は回復のためにあるのに、睡眠によって身体に負担がかかるなら大きな問題です。
身体の緊張や歪みが改善され、リラックスできるようになったら、腰まくらの利用はやめてもいいと思います。
耳栓
物音が気になって眠れない方もいらっしゃると思います。私もそのような時期がありました。
音が気になる方は、聴覚過敏用の耳栓がありますので試してみるといいと思います。
上記のものは通常の耳栓より高機能であり、睡眠中以外も活用できます。
ただ、耳栓は異物感が気になる方もいらっしゃると思いますので、家にあるイヤフォンなどで邪魔にならないか試したうえで購入した方がいいかもしれません。
まとめ:睡眠の質を上げるためには体幹のリラックスが前提
今回は睡眠の質を上げるための寝具を紹介しましたが、あらためてポイントを整理すると「人体は睡眠中に回復するため、身体の歪みや緊張が解除されるように寝具にこだわるべき」だということです。
とはいえ、大人でも本当にリラックスできる身体になると、どんな寝具でもぐっすり眠れるようになります。
そのためには、普段から身体をゆるめ、呼吸や姿勢といった機能を整えておくことが大事です。
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