2ヶ月ほど前に、京都の武道具店「東山堂」で、剣術の稽古用の居合刀を発注していました。
居合刀というのは、見た目は真剣と同じですが「斬れない」ようになっている練習用の模擬刀のことです。値段も真剣に比べると圧倒的に安く、3万〜程度で買えます。
私はこれまで、剣術稽古用に別の居合刀を持っていたのですが、居合刀は真剣のように鋼でできていないため、真剣よりも軽いという特徴があります。
真剣が1000〜1200グラム程度なのに対し、居合刀は800グラム前後程度です。
そのため、将来真剣を買うことを考えると、同じくらいの重さの刀に慣れておく必要があると考えました。そこで、新しく重い居合刀を購入したのです。
その居合刀が昨日届きました。
この居合刀は拵(こしらえ)を自分で選ぶことができます。
拵というのは、柄(つか:握る部分)や鍔(つば:刃と柄の間の円形のもの)などの、刃以外の外側の部分の事です。また、同じ拵で脇差も発注しました。
- 刀身の長さ:太刀2尺3寸5分、小太刀1.5尺
- 鞘塗:茶石目
- 柄、下緒の色:木綿、黒
- 鍔:武蔵鍔
- 目貫:羊
私がやっている二天一流剣術は、二刀流なので稽古時にも二刀を腰に差すことになっています(普通の剣術や居合の流派では、一刀しか腰に差さないことも多いようです)。
そのため、脇差も同じ拵で発注したのです。
振ってみた感じでは、やはりこれまでの居合刀よりも重く手首への負担が大きいです。しかし、これに慣れれば真剣も自然に振れるようになるでしょう。
これまで持っていた居合刀と比べると、長さはほぼ一緒ですが刃の厚さがかなり厚くなっています。刃の幅も若干広くなっているようです。
見た目や触った感じは、既製品の居合刀よりも高級感があるように感じます。値段は大小合わせて9万円ちょっとでした。
数日後に武道場での稽古を行うため、その時から実際に使ってみようと思います。
■剣術師範、整体師(身体均整師)、ライター。セルフケア・トレーニングのオンライン教室運営中。
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