私は、熱い漫画が好きです。
主人公が努力をして、自分や競争相手と戦いながら成長していくような、そういう漫画を読むと、自分のやる気にも火を付けてくれますよね。
読み終わった後「もっと頑張ろう」「一生懸命生きよう」と(一時的でも)熱い気持ちにしてくれる漫画は、100冊の自己啓発書より優れていると思います。
子供の頃から数々の漫画を読んで来ましたが、その中から特に「これからも繰り返し読みたい!」と思える漫画を紹介します。
ブルージャイアント
ブルージャイアントは、ジャズに憧れサックスをはじめた主人公宮本大が、プロのサックス奏者を目指して成長していく物語です。
『岳』の作者である石塚真一さんの書いた漫画です。
主人公の宮本大はとにかく前向きで、自分の夢のためにどこまでも努力する。高校生時代は雪が降っても河原で一人吹き続け、続編『BLUE GIANT SUPREME』では、留学先の海外でも川に向かって毎日ひたむきに努力します。
物語の中では様々な問題が発生し、大の成功を阻むこともあります。しかし、彼は自分の前向きさと、周りを巻き込む人柄で、淡々と乗り越えていきます。
また、物語の中では様々な登場人物が出てきますが、周りの人物も魅力的で、主人公との関係性も面白い。
読み始めたらどんどん引き込まれるはずです。
ブルージャイアントは全10巻で完結済み、今は続編が7巻まで出ていて、まだ連載中。
孤高の人
『孤高の人』は新田次郎の小説が原作の、登山家の物語です。
暗く、孤立しがちな性格の主人公の森文太郎は、ひょんなことから出会ったクライミングの世界に魅了され、登山家として生きていく。
文太郎は、とにかく「山に生きる」タイプで、そのせいで実生活がボロボロで、ストイックすぎるせいで人間関係も断裂させがち。周りの登山家もストイックで一筋縄ではいかない人ばかり。過酷な世界ゆえ、登場人物が命を失うことも多い。
でも、自分の理想を追い続ける文太郎をはじめとした登場人物たちの姿勢は、自分の生き方を振り返らせるような刺激を与えてくれます。
全17冊、完結済み。
軍鶏
『軍鶏』は家族を殺した過去を持つ主人公が、少年院で空手と出会い、格闘家として生きていく物語です。
これまで紹介した漫画と違って、主人公が人格的に成長することはほとんどありません。自分の中にある凶暴さを抑えきれないために、暴力の世界でしか生きられない。衝動的、破壊的な生き方しかできないのです。
格闘漫画には『バキ』シリーズをはじめ数々の名作がありますが、軍鶏は世界観としてはリアルでダークです。そのため、読む人をある程度選ぶかもしれません。
しかし、自分の内にある衝動や過去を克服できず、心身を傷つけられながら、それでも必死に生きる主人公の姿勢は魅力的。
全34巻ですが、途中までは「極厚版」として1冊に3冊分が入ったものがあるので、ちょっと安く読めます。
サンクチュアリ
『サンクチュアリ』は、過酷な幼少時代を共にした2人の主人公が、片方は政治家として表の世界から、片方はヤクザとして裏の世界から、日本を変革しようと成り上がっていく物語です。
確か武井壮が良い作品だと紹介していて、私も読んでみたのだった気がします。
手段を選ばずに成り上がっていく2人の姿は爽快です。
絵柄はちょっと時代を感じますが、それが気にならなくなるくらい中身が面白い。
本当におすすめなので読んで欲しいです。全12巻、完結済み。
火ノ丸相撲
『火ノ丸相撲』は、小さすぎる高校生力士「火ノ丸」が、高校相撲での優勝、そしてさらに大相撲での横綱を目指して成長していく、とにかく熱い物語です。
「小さすぎる」という力士としては大きすぎるハンデを持っている主人公が、相撲の世界で勝ち進んでいくことは困難です。そのため、何度も負けたり、心を折られそうになったりするのですが、そのたびに想いの力や周囲の友情をバネにして成長していく。
少年ジャンプ連載なので、ここまで紹介した漫画より少年漫画っぽい。努力、友情、勝利が分かりやすく描かれていて、読みやすいです。
まだ連載中で現在24巻まで出ています。
宇宙兄弟
『宇宙兄弟』は映画化もされたので知っている人が多いと思います。宇宙飛行士をともに夢見た兄弟が、本当に宇宙飛行士になって成長していく物語です。
宇宙兄弟で何より良いのが、主人公たちだけでなく、登場人物のみんなが魅力的な人物であること。また、何度も繰り返し読みたくなるような名言が多いです。読み終わった後に、あそこのシーン良かったよな、あそこのセリフ良かったよな、と思い返すことが良くあります。
『軍鶏』や『孤高の人』は人を選ぶ感じがありますが、『宇宙兄弟』は誰にでもおすすめできるし、気負わずに読める安心感みたいなものがありますね。
連載中で、35巻まで出ています。
キングダム
これも最近実写化されたので、知っている人が多いと思います。
『キングダム』は紀元前の中国を舞台にした漫画で、貧しい出自から天下の大将軍を目指す信と、後の始皇帝になる政の二人が主人公の物語。特に中国の歴史などに詳しくなくとも、気軽に読めます。
キングダムは、とにかく盛り上がるシーンを描くのが上手いと思います。読んでいて、鳥肌が立つほど気持ちが盛り上がるような漫画、他にはありません。
キングダムの魅力はたくさんありますが、何より良いのが登場人物の個性。私が一番好きなのは「王騎将軍」というキャラクターです。オネエっぽいふるまい・見た目の将軍なのに、バツグンの戦闘力、統率力、オーラを持っていて、読んでいるだけで王騎の力強さがビシビシ伝わってきます。
少年漫画を読まないという女性や中高年の人にも、騙されたと思って読んで欲しい。
連載中で、55巻まで出ています。
まとめ:漫画は人生のガソリンである
他にも面白い漫画はたくさんありますが、何度も読んで人生の糧にしたいと思える漫画は多くありません。
他にも「この漫画面白いよ!」というのがあったらぜひ教えてください。
ちなみに、私は漫画はすべてKindleで読んでます。ただでさえ家には本だらけで、漫画に場所を取りたくないからです。もう5年以上Kindleで読んでますが、読みにくいということもありません。
漫画好きにおすすめです。
■剣術師範、整体師(身体均整師)、ライター。セルフケア・トレーニングのオンライン教室運営中。
■池袋周辺で施術・トレーニングを行います。【旧:ふかや均整院】
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