心を鍛える

「在り方」が大事ということ

2023年7月10日

在り方が大事

整体の施術を通じて、重要なのは技能だけではないということに気づかされる毎日です。

特に大事だと実感するようになったのが「在り方」をちゃんとすること。

これは、やはり武道においても大事だとされてきたことであると思います。そして、現代社会ではあまり重視されなくなってきている要素なのかもしれない、と思います。

1章:「在り方」とは

ここでの「在り方」とは、ざっくりといえば、普段からどういうふるまいをしているか、どういう心構えで過ごしているか、ということです。

具体的には下記のようなことです。

  • どういう考え、理念を持って仕事をしているか。自分の思いをどこまで行動に貫けているか。
  • 他人とどう接しているか、どういう心構えで接しているか。
  • 普段の心の状態はどうか。平静、平穏を保てているか。感情に振り回されていないか。

整体の施術においても武道においても、結局のところ自分の内面の「在り方」が動きに反映されます。

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2章:心の在り方は自分の動きに反映される

たとえば武道においては、どれだけテクニックを知っていても、体を鍛えていても、目の前の相手に集中できなければ負けます。また、戦いにおいて強い心、勝つ心を持ち続けられなければ、やはり負けます。異常事態の中でも心の平穏を保てなければならず、昔から武道家はそれを平常心と表現しました。

平常心というとわかったような気がしてしまいますが、これが実はとても奥深いものであり、日々の過ごし方のすべてで意識しなければならないものだと、最近は考えています。

整体の施術においても、心の在り方が相手に伝わってしまいます。

相手を「よくしたい」という思いをいかに持ち続けるか、相手の体が発する情報をどれだけ受け取れるか、色眼鏡・偏見を持たずフラットな心で施術ができるか、などなど。

こちらが緊張すれば相手にも緊張が伝わり、相手も不安になってしまいます。そうすれば、施術の効果も低くなるでしょう。

具体的なテクニックはもちろん大事ですが、自分自身の「在り方」が適当であれば、施術の質も、受者との接し方もレベルの低いものになってしまいます。

そのため、自分自身の在り方を確立すること、それを仕事中に貫徹できることが、非常に大事なのだろうということです。

綺麗ごとだけでは食べていけませんが、このような心構えは持ち続けることが大事です。

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