最近、いかに効率よく働くかということを意識することが多いです。
より具体的に言うと、できるだけ短い時間で、できるだけ質の高い仕事ができるようになりたいということです。
そのために、鬼速PDCAを実践したり、TaskChuteCloudを導入したり、日誌を付けて振り返ったりしています。しかし、習慣を作り変えてからも、仕事が詰まると働きすぎて疲れたり、生活リズムを崩したりしがちでした。
そこで、以前読んで実践しやすいと感じた『脳が冴える15の習慣』を再読して、自分の習慣に反映させようと思いました。
この本から学んだフリーランスが絶対知っておくべき「脳が冴える習慣」と、私が実践することについて書きます。
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怠けず、テキパキと働くための習慣
私はフリーランスのため、自分の生活や仕事を全部自分でコントロールすることができます。逆に言えば、すべて自分でコントロールしなければならないため、怠けようと思えばどこまででも怠けることができるのです。
もちろん、怠ければ収入がなくなってしまうため、自分をどこまで無理なく、効率的にコントロールするか、ということが大事だと思っています。
『脳が冴える15の習慣』では、フリーランスの人にとって、とても具体的なことが書かれています。
- 何も強制されない環境にいると、人は感情系に支配されてダラダラ楽な行動をとるようになる。そのため、フリーランスでも、どこかに通う習慣を付けるべき。
- 脳にはウォーミングアップが必要であるため、起床後や昼食後などは大雑把にできる仕事から手を付けて、脳の回転数を上げていくことが大事。
- 感情系が刺激される(イライラなど)状態では、集中して仕事ができないため、感情系を癒やすことが大事(植物の世話、散歩など)。
これらは、すぐにでも生活に取り入れられそうです。私の場合、MTGがない日はできるだけコワーキングスペースで仕事をするようにするとか、駅までは歩くこと、朝一は簡単にできてすぐに終わるような雑務から手を付けること、などを習慣化できると思います。
行動的な脳を維持、発展させるための習慣
私は、現在は受託の仕事が中心ですが、いずれやってみたいことがたくさんあります(仕事にかかわらず)。
そのため、毎日の生活の中でも、情報収集やアウトプット、その他の仕事以外の挑戦をやっていきたいと思っているのですが、面倒くさくなったり、疲れてしまって毎日の仕事だけでいっぱいいっぱいになる日もあります。
こんな点についても、この本から有力な情報を得ることができました。
- 脳の回転数を上げるためには、時間を制限することと、休憩を挟むことが大事。
- 前頭葉を鍛えると、行動的になる。前頭葉は、家事、雑用などのやるべきことをしっかりやることで鍛えられる。家事や雑用を面倒くさがると、より面倒になって行動できなくなる。
- PCのディスプレイのような平面を見続けると、感覚器官からの刺激が一定すぎて脳の機能が落ちやすい。外界の刺激を受けることが大事。
家事をやることなどは、コーチングの原田メソッドでも習慣に入れるべきと書かれていました。私は、普段から家事をやることは多いですが、それでも面倒になって途中で止めて、次の日に回すことがあります。
そこで家事、雑務をこなす習慣を徹底すること、時間を決めておくことなどを実践すれば、もっと改善していけそうです。
また、画面を見続けるのも私の仕事上避けられないことですが、その分、移動中はなるべく画面から目を離して外の風景を見るようにする、などの習慣は作れそうです。
確かに、ずっと画面と向き合って仕事をし続けていると、集中力が下がったりあまたがほてってくることがあります。
これらの習慣を作れば、もっとテキパキと仕事ができるようになりますね。
発話・コミュニケーションを鍛える効能
これもフリーランスという働き方のためですが、ほとんど変わらない相手と仕事をし続けているため、話す量や相手がかなり限定されています。
私の現在のコミュニケーションの相手は、仕事相手、剣術の支部のメンバー、妻、たまに会う友人くらいです。
そのため、ただでさえ苦手なコミュニケーションに対し、より苦手意識を持つようになっている気がします。
この発話能力、コミュニケーション能力について、この本では以下のように書かれていました。
- 発話の量が1日1000語を下回ると、発話機能が衰える。
- 仕事の話はパターン化しがち。発話能力が衰えると、慣れない話題の長い話ができなくなる。これも日常で訓練するべき。
これは、私にとって一番検討すべきことかもしれません。
最近いろいろな行動をする中で、コミュニケーション能力の大事さをひしひしと感じています。このコミュニケーション能力には「コミュニケーションによって問題の解決を図ることを、面倒くさがらないこと」も含まれます。
私は、これまで抱えた問題をコミュニケーションによって解決する、という解決策を積極的には取ってきませんでした。
そのため、これからは日常的に多様な人と、いろんなことを話すことを習慣化していくべきだと考えています。
在宅ワークをしている人にとっては、本当に大事なことだと思います。
社会性を持っておく大事さ
最近は、自分で自分の所属する社会(コミュニティ)を選べるような時代になりました。
会社に所属しなくても働ける時代です。集団が嫌いなら、ほとんど接することなく働き、生活していくことも可能でしょう。
私も元々、集団で活動することが嫌いな、完全な個人主義の人間でした。
しかし、自分のやりたいことを実現するためには、集団に所属して活動することがとても大事だと思うようになったため、この本の以下のような記述が参考になりました。
- クリエイティブの能力は、情報を組み合わせる力。日頃からたくさんの人と会い、マルチに活動し、アウトプットすることを前提に情報収集することが大事。
- 頑張るためには意欲が必要。意欲は、周りの人を好意的に評価すること(お世辞ではない)、時にはダメな自分を見せること。完璧だと周りから「できて当たり前」と評価されなくなり、自分の意欲が高まらない。
- 自分が主役、先生という立場に立ち続けていると、脳に問題があっても気付けない。いろいろなコミュニティを持ち、いろいろな役割を演じることが大事。
私は、支部の運営という意味で小さいながらもコミュニティの運営をしているのですが、先生という立場だと自分が指摘する機会が格段に少なくなります。
この点は、もっと私のことも率直に指摘してくれるように、メンバーに伝えることで改善できる余地があります。
また、完璧主義の面もあるので、ダメな自分を見せて行動していくことも、自分の成長のためには大事なことですね。これは、すでにSNSでの発信やブログでの発信などで実践できているので、もっといろいろなことに広げていけば良いと思っています。
まとめ
実はこの本を読むのは2回目なので、実践できている習慣、少しだけ取り入れている習慣も少なくありません。より自分に徹底させるために再読したので、これからルーティンチェック表に入れて、実践していこうと思います。
■剣術師範、整体師(身体均整師)、ライター。セルフケア・トレーニングのオンライン教室運営中。
■池袋周辺で施術・トレーニングを行います。【旧:ふかや均整院】
■現代人の脳・感覚の使い方の偏りや身体性の喪失を回復するために【suisui】という独自のプログラムをオンライン教室中心に運営しています。