整体

体幹が緊張している人は手足を重く感じてみよう

2023年7月15日

手足を重く感じることで、リラックスする

私自身そうでしたが、これまでの運動経験や普段の姿勢や動きの癖で、体幹が緊張しすぎている場合があります。

具体的には、下記のような場合は体幹が緊張しすぎかもしれません。

  • 呼吸が浅い感じがする。
  • みぞおちが固い、押すと痛い。押すと「うっ」となる。
  • 肩や首がこっている。
  • 肩が上がっている、巻いている。
  • 頭痛持ち。
  • 顔、特に顎や眉間などがこっている、痛い。
  • 疲れやすい。
  • 緊張しい。
  • 汗っかき。

このような人は、体幹をリラックスさせることが必要です。

しかし、このような方に「力を抜いてください」といっても「力の抜き方がわかりません」「もう抜いています」といわれることがあります。

つまり、力の抜き方がわかっていない(下手)なのです。

このような方は、力を抜く意識よりも「手足が重くなるイメージ」を使った方が、うまく力を抜ける場合があります。

詳しく説明します。

1章:手足が重くなるイメージとは

手足が重くなるイメージとは言葉通りなのですが、手が重くなる感じ、足が重くなる感じを意識し続けることです(自律訓練法と同じなのだと思います)。

別の意識の仕方としては、

  • 手先、足先を感じ続ける
  • 手足の皮膚でまとわりつく空気を感じ続ける
  • 手足が落っこちるイメージ
  • 手足に血が集まるイメージ
  • 手足が熱くなるイメージ

といったものでも同じ効果があります。

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2章:体幹を意識すると緊張しやすい?

力を抜く方法として、力んでいる部分そのものを意識する方法もあります。

例えば、肩の力を抜くために肩を脱力する意識をする、といった方法です。

しかし、力を抜くのが下手な人や、そもそも体幹が緊張していることが自覚できていない人の場合、その部分に改めて意識を集中することで、かえって力みを強くしてしまう場合もあります。

そのため、力を抜きたい体幹部に意識を集めるのではなく、そこから遠い手足を意識するのがこの方法です。

体幹が緊張している人が、この意識をうまく使いこなせると、

  • 呼吸が楽になる
  • 疲れにくくなる
  • 肩こりがなくなる
  • 緊張しにくくなる
  • 汗が減る

といった効果があると感じています。

私自身、この方法で体の状態がよくなりました。

とはいえ、このような意識の仕方は、慣れていないとすぐに忘れてしまいます。

そのため、まずは時間を決めて、その時間の間は意識し続けるというトレーニングをしてみましょう。たとえば、最寄り駅から自宅まで歩く間、意識続けるなど。

身につけば一生モノの技になりますので、やってみてください。

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