日課を作ろう

変化の速い時代だからこそ変わらない習慣で自尊心を育てると良い

2018年9月7日

毎日の習慣が心のよりどころになる

私は10代の頃から、十数年にわたって、早朝や夜に外の公園や運動場、神社の境内などで空手や剣術の一人稽古をしてきました。

必ず毎日とは言えませんが、習慣として絶やすことなく続けてきました。

もちろん誰からも強制されず、です。

こうした、自分の意思だけで続ける自分だけの習慣があることが、自分の根っこの部分である自尊心のようなものを作ってきたように思います。

これの習慣は、これまでの自分の人生の中で大きな心の支えになってきました。

変化の速い現代だからこそ、何年も変わらない習慣を持つことが、自分の心を支えることになるのでは、と思っています。

15歳から続ける習慣で自尊心が育った

もともと私は、15歳〜18歳くらいの頃は、高校も中退して時間がいくらでもあったため、自転車で1時間弱かけて山の中に行き、30分ほどで登れる山の頂上で空手の一人稽古をしていました。

夜の外での一人稽古の原点はこの頃にありました。

しかし、大学に入り生活が忙しくなると毎日山に行くような時間がありません。そのため、近所の運動場や公園などで、夜の22時〜24時頃に毎日稽古をするようになったのです。

実家に住んでいた頃は、早朝の3時や夜の22時以降に近所の公園や運動場で、大学院に進学してからは近所の公園やビーチで、東京に来てからは家の近くの神社の境内で夜の稽古を続けています。

15歳から現在(27歳)まで続けているので、かれこれ12年ほどは同じ習慣を続けていることになります。

私は元々、一つのことを続けることが苦手な性格でした。また、あまのじゃくな性格だったことから、人から言われたことを言われた通りにやることができず、学校教育の中では苦労した経験しかないくらいです。

しかし、15歳のころに空手を本格的にはじめ、19歳から剣術をはじめ「自発的に何かに打ち込む」という面白さをはじめて知りました。

そして、人生ではじめて自発的に努力することをはじめたのです。

これは、高校を中退して同年代の大多数とは違う道を歩んでいた自分にとって、とても心の支えになっていました。

自発的な努力が唯一のよりどころになった

私は子供の頃から、本当に人の言うことを聞くことができませんでした。

そのため、先生や親の言うことを聞かず、かといって自分の意思を表明することもできず、いろいろな物事を円滑に進めることが難しかったです。

そのため、15歳のころに覚えた「自発的な努力習慣」は、人の言うことが聞けない自分にとって、よりどころになりました。

この習慣さえ強化していけば、人の言うことを聞かなくても独学して自分の力を高め、社会でもうまくやっていけるのではと思ったのです。

高校にも行かず、支え合う仲間もおらず、突出した能力も何もない自分にとって、この習慣だけが希望の光に見えたのです。

こうして十代の頃の数年間の時間を、ほとんど自発的な努力だけにあてたころから、自尊心を育てることができ、自分の心の中に明確な、ゆるがない柱のようなものができました。

その後も、大学、大学院、社会人になり忙しくなる中でも、この習慣を続けることができたのは、今でもこの「習慣」が心を支える強い柱になっている実感があるからだと思います。

変わらない習慣を持つことが現代人に必要なのではないか

周りの同年代の友人・知人と話すと、

「自分はこれまで何もやってこなかった」

「お前みたいに、何年も自分で続けてきたようなものがない」

と聞くことがたくさんあります。

確かに、私たちの年代だと、中学、高校、大学、社会人と環境が変わり続け、仕事でも新しく覚えることがたくさんあり、何か同じことを続けるというのは難しいかもしれません。

しかし、だからこそ何か自分だけの習慣を作ることが大事だと思います。

たとえば、

「毎日1時間の勉強」

「早朝に起きてのジョギング」

「帰宅後にやるブログ更新」

など何でも良いと思います。

どんなに小さくて個人的なことでも、自発的に続けた習慣があると、それが心の支えになって自尊心になると思うのです。

いつも周りの環境に合わせて、その時その時に必要なことだけをやっていると、自分の人生に連続性を感じられず「自分は何も続けてこなかった」と自身を失うことに繋がります。

変化に対応することが求められる現代人の私たちだからこそ、変わらない習慣を持つことが心のよりどころになるのです。

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