日課を作ろう

目標達成における「PDCA」型努力と「カイゼン」型努力の違い

2018年10月8日

PDCA型の努力とカイゼン型の努力

あなたは、目標・計画を立てた後に、PDCAサイクルを回して行くタイプでしょうか?それとも、日々の行動を管理しカイゼンしていくタイプでしょうか?

私は「カイゼン」していくタイプでしたが、カイゼンで生活を変えていく考え方には落とし穴があることが分かりました。

それは、目的を見失いがちであるということです。

それは「カイゼン」が積み重ね型の方法だからです。

「カイゼン」によって生活を変えていくこと

カイゼンで生活を変えていくとは、たとえば、日々の仕事に10時間かかっていたら、それを8時間に縮めるために工夫をするとか、毎日の筋トレを30分から1時間に増やしていくとか、読書量を1日30ページから50ページに増やしていくなど、地道に行動を変えていく方法のことです。

多くの人は、学生時代の勉強や社会人になってからの仕事の中で、このような「カイゼン」をしようとしたことがあるのではないでしょうか。

これは、目標に至る道がシンプルな場合は有効だと思います。具体的には、なんらかのスキルアップを目指す場合などです。

こうした目標の場合は、目標達成のためにやるべきことを絞りやすく、計画も立てやすいです。そのため、一度目標と計画を立ててしまえば、あとは積み上げ型の努力でも達成しやすいのです。

しかし、実生活でのほとんどのことは、目標に至る道がシンプルではありません。そのため「カイゼン」型の努力をしていると、目標達成から遠いことに力を入れることになっていたり、無意味な時間を浪費することになりかねません。

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「カイゼン」型の努力は思考停止しがち

というのも「カイゼン」型の積み上げの努力は、その過程で思考停止しがちだからです。

たとえば、あなたも、

  • TOEICで700点を取るために、単語を○個覚える
  • 次の大会で勝つために、毎日○回素振りをする

といった努力をしたことがあるのではないかと思います。

これらは、その方法が目標達成と合致している場合は有効ですが、そうでなければ無意味です。

しかし「単語を覚える」「素振りをする」といった努力は、頑張っている感覚があるため、無心になって取り組んでしまう人も多いと思います。

つまり、努力の過程で目標、目的の意識が薄れ、思考停止してしまいがちなのです。

「PDCA」型の努力で目標を最短で達成する

それに対し、PDCAサイクルを回して行く行動方法なら、絶えず自分が目標に向かって正しい努力ができているか、客観的に見ることが、その行動の中に組み込まれています。

目標に対するKGI、KPIを立てれば、自分は今目標の何%が達成できているのかわかりますし、計画から遅れていれば、行動を調整し、すぐに他の方法を試す、という考えも生まれやすいです。

「でも、チェックや調整の時間があったら、その時間を使って行動したい」

と思われるのも分かります。

しかし、何ヶ月も努力を続けた結果、目標が達成できず、後になって「他の方法の方がよかった」と思うことは、とても辛いものです。

それならまだ良い方で、たいていの場合は、努力が続けられず、目標はもちろん達成できず、一度決意したことを何度も忘れて、また別のことを決意し、同じ失敗を繰り返し続けることが多い気がします。

それでは何年経っても成長せず、何も身についていきません。

かく言う私も、武道や勉強に力を入れてきた期間が長かったため、もともとは「カイゼン」型の積み上げの努力を行う習慣がありました。

しかし、社会人になってからは、目標達成への道のりが分からないことが増えたため、何とかPDCAサイクルを使った行動を習慣化しようとしているところです。

自分の行動習慣を変えることは難しいですが、一生もののスキルだと思ってPDCAサイクル型の行動習慣を身につけることをおすすめします。

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