こんにちは、ふかや均整院、院長の深谷です。
当院にお越しいただくお客様の中には、慢性的な体の不調をお持ちで、
「なんでこうなってしまったんだろう」
とおっしゃられることがあります。
お客様からすれば、毎日体のことで悩まされ、本当に心から思っての言葉なのだと思います。本当に大変な思いをされているのだろうな、と想像します。
しかし、結論からいえば、体は「使ったようにつくられるもの」です。
体は使ったようにつくられる
体の不調をお持ちの方も、わざわざ体が壊れるような使い方をしてきたわけではないと思います。
しかし、現代の生活は「座りすぎ」「運動不足」「ディスプレイを見ている時間が長い」など普通に生活していても、問題のある生活になりがちです。
そのような問題のある使い方を続ければ、体が不調を持つようになることは当然です。
現在、さまざまな体の不調が出てきてしまっているということは、そういう問題のある体の使い方をしてきてしまったのだ、ということです。
そのため、まずは「これまでの体の使い方に問題があった」ということを受け入れることが大事です。
体の使い方を変えていくこと
これまでの体の使い方を反省した上で、現在の生活の在り方をどう変えていけばいいのか、前向きに考えることが大事です。
最近の研究では、体の痛みは脳が作り出しているため、心理的な側面の影響も強いことがわかっています。
そのため、ネガティブに考えすぎたり、後ろ向きになったり、落ち込みすぎたりすると、それだけ体の不調感も強まる可能性があります。
したがって「これからの体の使い方を変えることで、体の状態はよくなっていくのだ」と前向きに考えることが大事なのです。
もちろん、実際には体の使い方を変えるだけでなく、医療機関で治療を受けたり、私がやっているようなところで施術を受けることが必要なこともあります。
しかし、治療や施術を受けている時間よりも、日常生活の時間の方が圧倒的に長いのですから、その日常生活の在り方を変えることが何より大事です。私は、このように生活の在り方そのものを大事にする、意識的に変える、ということを重視しています。
まずは事実を受け止めること
毎日のようにお客様から体の不調をうかがうため、このようなことは「余計なこと」かもしれない、と思いながら書いています。
しかし、まずは事実をありのままに受け止めることが、体の問題を変えていくための最初のステップですから、この点を強調しておきたいと思います。
自ら主体的に「変わろう」「よくなろう」とすれば、体は変わっていくものだと私は確信しています。私が施術や運動指導を通じてできるのは、あくまでそのようなお客様のサポートをすることだと考えています。
■剣術師範、整体師(身体均整師)、ライター。セルフケア・トレーニングのオンライン教室運営中。
■池袋周辺で施術・トレーニングを行います。【旧:ふかや均整院】
■現代人の脳・感覚の使い方の偏りや身体性の喪失を回復するために【suisui】という独自のプログラムをオンライン教室中心に運営しています。